May 23, 2008

【TRPG】SCARRED プレイヤー募集

伝説の同人TRPG
SCARREDを
またやりたくなりました

プレイヤーを募集します
プレイ日程は6月半ば~後半の日曜日

キャラ製作後シナリオを考える方式で行こうと思います

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May 11, 2008

【旅行】ヤツは最後まで魚を食わない

魚釣りをした。友人何人かと。
道具は持っていない。昭和っぽいボロい釣り小屋が港沿いにへばりついている。そこで借りる。
鉛色に曇った空。

魚は釣れない。
正確に言えば俺だけ釣れない。
他の奴らは結構釣れている。ハゼ、サバ、よく分からない魚。色々。
多分道具が悪い。俺のだけ。
皆がニヤつきながら俺を見ている。

いたたまれない気分を打ち消したい・・・
無益な殺生はやめなさい、お魚さんがカワイソウだよ、と皆に説く。
誰も聞く耳を持たない。ゲラゲラと笑う。飛び跳ねる。魚をいじくって見せびらかす。
世紀末救世主伝説。
腐りきった悪党たち。救われない罪人たち・・・

釣った魚は持ち帰って食べる。
さばいて、フライに。
よく分からない魚も結構美味しい。ぬるぬるしていて。

一番釣った奴が、魚をちょっと手つけただけで残した。
もう食べ飽きたらしい。あるいは不味かったのか。
皆の中に眠る太古の魂に火がついた。
「何故お前獲った魚喰わないか」
「何故お前喰わないのに殺すか」
「喰わないのに殺す、お前それダメ」
皆でそいつを車座に取り囲み口々に糾弾する。片言の日本語で。

穢れた魂は、いつか浄化されるだろうか。

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April 01, 2008

【闇】暗闇食堂

目隠しして料理を食べる。
暗闇のなかで食べる。

欧米にはいまや至るところにあるそんなレストラン。
元々は
視覚障害者の生活を疑似体験するための
ワークショップという意味合いが強かったようだ。

実は日本にも上陸している。
とはいえ期間限定
季節ごとに数日のみ営業している。

目が見えなければ
箸もフォークもナイフも使うのに苦労する。
それは勿論だが
食欲を刺激するという意味でも視覚は重要。

かねてより
料理人たちは
味や匂い、食感は勿論
「おいしそうに見える」一皿を作ることにも
心血を注いでいる。
それは例えば食材の色と器の取り合わせだったり
盛り方であったり
あるいは店内の照明とのバランスであったり・・・

それらを全て覆い隠した先に何が見えるのか
視覚障害者の食事を追う以外にも
色々な発見があるかも知れない

今度の開催は6月だそうだ
誰か一緒に行きませんか?

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March 19, 2008

【過去】●社で働く2

デパートのなかに食堂があった。
広大な食堂が。

デパートに
実は購買スペースと同じくらいの広さの
バックヤードがあるということを
そのとき初めて知った。

昼休みだから飯を食べて来い、と言われ
食堂を案内された自分。
市価の半額くらいで洋食、和食、中華・・・色々選べた。

味は…勿論マズかった。
それ以上に
(当然といえば当然だが)
客が全てデパートに関わるスタッフ。
ちっとも休んだ気にならない。

俺は…昼飯のときくらい
自分の好きなものを食べて
残りの時間で好きな本でも読んでいたかった。
いくら安いといっても
こんなところで食べ続けたら
人間性が磨り減っていくような気がした。
外に食べにいった方がずっとマシだ。

その思いは
後日
「なるべくアルバイトスタッフ達と一緒に飯を食いに行け」
という店長からの指令を受けることにより
ずっと強固になっていく。

とはいえ
最初にこの食堂に来たときには
もの珍しさが先に立った。

こうやってデパートは動いてるんだね、と
全く興味のない分野は分野なりに新鮮だった

そこに副店長がやってきた
副店長は当時25歳
俺より1個下

「慣れました・・・?仕事。」
彼は俺より1個下なのに
やけに世慣れて見えた
なんとなく貫禄が全身から漂っているように見えた
新人の俺に対して敬語を使ってくる

「それなりには」
そんな返答を返す俺
芸も冴えも無い
全てを無難にやり過ごしたかった

「大丈夫ですよすぐ慣れますよ」
如才の無い言葉をかける副店長
カツカレーとミートソーススパが同時に盆の上に乗っていた
よく食べる人だと思った

それきり
互いに食事に没頭した

ふと気付くと
誰かが我々のほうを向き
手を振っている

記憶をたどれば
衣料フロアのバイトスタッフの女の子たちだ
副店長は衣料フロア担当だった
俺は入りたてで
しかも家具フロアにいたので
ほとんど彼女らと顔を合わせたこともなかったが・・・

気付かず、食い続けている副店長
俺はあいまいに指摘する
「バイトの子たちが。いますね。」

副店長は
顔をあげ
俺を正面から見据えて言った。

「放っときゃいいんですよ」

当時の俺には意味がわからなかった。
なんとなく、それはヒドイのではないかと思ったが
まあ様子を見ようと思い
あいまいに彼とバイトの子たちを見比べつつ
一緒に食堂から出た。

今まで俺のいた世界の常識は、通用しないようだった。

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【過去】●社で働く

26歳くらいの頃。
気付いたら
池袋の某小売店で働くことになっていた。

流された末の結果だった。
自分が志望したことではなかった。
その仕事には1年ほど就くことになる。

小売店は、日本中に店舗を持っていた。
池袋にあるその店は
なかでももっとも忙しい店。
そんなことを店長から説明された。

販売店のスタッフなどやったことはなかった。
自分にそんなことが向いているとも思えなかった。
とにかくお客の前に出るのが怖かった。

今にして思えば
お客の前に出るのなんてそれほど怖くないのだった。
もっと怖いことは他にいくらでもあったのだが
当時の俺はそこを軽く考えていた。

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January 16, 2008

【断片】2005トラジャ2

現場監督の甥だか息子だかいとこの息子だか
そいつのことを俺はよく分からなかった

俺のインドネシア語はまだつたなく
しかも向こうの家族はやたらに大きい
日本的な尺度で見るとちょっと遠い親戚が
一つ家で同居していたりする

とにかく彼は
現場監督の家にいつもいる
歳はおそらく22,3

俺はそいつと話すのが好きだった
話すと言っても俺も向こうも英語とインドネシア語のチャンポンだが

彼は日本のことをとにかく何でも知りたがっていた
22、3くらいの子がどんな暮らしをしているのか
日本で暮らすとどんな悩みや幸福があるのか
「動く歩道」を説明すると、ため息をついた
「グルメ漫画」をいくら説明しても、全くピンと来ないようだった

彼は働いていなかった
この街にはそれほど仕事の口が無い
でも、食べるのだけはなんとかなる
一族のなかで稼ぎ頭的な人間が、他の親戚みんなを養ってあげるのだ

「俺は大学を卒業したんだよ。だけど仕事はないよ」
「他の島に行けば仕事あるかも知れないよ」
「だけど多分、まともな仕事は残ってないよ。会社員になったって稼げるのは月100万ルピー(1万2千円くらい)じゃない」
「俺はどうすればいいのかな」

ビール入りのグラスを持ったまま、顔を伏せる彼。
中に氷が入っている。それがカランと鳴る。
俺が呑むのはヌルいビール。
一ヶ月暮らしていても、氷入りのビールだけは慣れない。
ヌルいビールの方が、まだいい。

「…古いものを大事にするといい。それだけは言える」
俺は言った
トラジャには
華麗なカービングに彩られた伝統的家屋や木器など
非常に美しい文化が残っている
しかし勿論それらは日々破壊されていく

人は、自らの持つ宝物の価値に気付かないものなのかも知れない

彼は、ちょっとだけ顔を上向けて
奇妙にギラついた目で俺を見た。
何か言いかけ、黙った。
俺は彼が話し出すまで待ったが、
何も言わないのでビールを口にした。

窓の外を見ると
真っ暗な田んぼの上
ホタルが飛び交っていた。
稲妻のような、激しい動き。
日本とは違う。

少しの間見とれていた。

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December 26, 2007

「クリスマスの話はやめてください」

クリスマスイブイブの夜
とある自称30代前半の女性に
「もうすぐクリスマスですね」と話を振ったら

「クリスマスの話はしないでください」
とか言われた

じっとりとイヤな汗を背中にかいた
俺にとってもむしろ避けたい話題だった

クリスマスイブ
予定なんか入ってない

とりあえず
車に乗った
地図を見てたら
東京湾上に突き出した岬
富津
行ってみよう
どうせやることなんかない
ここまではサンタも追ってこれまい

道路は空いていた

ギラギラと輝く夕日が
フロントガラスの真ん前に張り付いていた
眩しかった
サングラスをかけてなお眩しかった

虫だ、と思った
燃える落日に向かって走る、自分は一匹の虫だ

車内でひとり
おっくせんまんとかウルトラマンとか
そんな感じで唱和する例の歌を
叫んでみた

車はひたすら走り続ける
岬の先端に向かって
両脇に広大な工場地帯
どこまでもまっすぐな道が続き
まっすぐ過ぎて
まぶしくて見えない

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October 05, 2007

【飲食】ヤシガニを食べる

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迷宮。
さきから同じところをぐるぐる廻っている気がする。
 
 
 
 

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中心部の市場。
アジアンカオス。
 
 
 
 
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ここで買った魚介は、手数料を払えば
二階の食堂で調理してくれる。
さっそく目的のものを購入。
小さめのもので一匹5,000円
高いがせっかく来たからしょうがない。
魚屋さんは美人だった。
「…どこからですか?」
「東京から」
「東京から、わざわざヤシガニを食べにきてくれたんですか?」
「ああ。そうだよ」
笑われた。
のでこちらも笑った。

 

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ヤシガニを持って二階の食堂に案内してくれた。
料理人さんがさっそくつかまえようとすると
魚屋さんが
「写真撮らせてあげて!」
「東京からわざわざ来てくれたの」
ありがとう。
下はよりはっきりした写真。

 
 
 
 
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自分の運命も知らずにうごめいている。

 
 
 
 
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待つことしばし。
茹で上がったヤシガニ。
さっそく賞味。

ハサミの奥にまで詰まった肉
マツバガニなどよりもジューシーさは足りないが、とにかく緻密、そして味が濃厚
肉の繊維の一本一本が細いが充実している
なので筋肉の外見は面相筆の先のように見える
殻は石のように硬く
こんなのに指を挟まれたらそのまま千切られてしまいそうだ
実際そういう話もあるらしい

だがこのヤシガニの真価はそんなところにはなかった
カニ味噌だ
少しだけ箸の先に取り
なめた瞬間
危険を感じたがもう遅い

食べてはいけないものを食べてしまった


旨味をとことんまで濃縮していくと
多分、苦味になる。
あまりに濃い旨味を、舌は旨味と判断することが出来なくなるということだ
例えば中華調味料の
XO醤やオイスターソースを
そのまま少しだけ舐めてみると
少し苦味を感じるはず

このヤシガニの味噌は
旨味が濃縮に濃縮を重ねられて苦味になる、その寸前をいっていた
ところどころはすでに苦味になっている
そして椰子由来のとんでもないコク
魔性の味だ

気が付いたら皿は殻だけになっていた
あまりに旨いものを食べると
打ちのめされた気分になる

…ところがこのヤシガニ
条例が出来て
もうすぐ食べられなくなるらしい

今泣きながら書いている

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September 08, 2007

【旅行】九州に修学旅行

引越しの荷造りはまだ終わっていない

修学旅行に行ったときの写真アルバムが見つかった
確か高校…の頃の修学旅行で、
行き先は九州……のどこか……。……
長崎の原爆跡地が背景にあるから
多分長崎だったんだと…思う
自信はないが

そのアルバムのなかに
クラスごとに撮った
集合写真が載っていた

自分を探してみたが
見つからなかった
顔写真がたくさん載っているうち
どれが自分なのかわからなかった
自分がどのクラスにいたのか
担任は誰で
クラスメートは誰だったのか
いつのまにかすっかり忘れてしまっていた

ひょっとしたら
はじめから自分は
修学旅行になんか行ってなかったのかも知れない

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August 26, 2007

【家事】自宅でアンモナイトを発掘

ここ最近、眠い。
すごく眠い。

何故なら仕事が終わってから
ほぼ毎日
家で荷造りをしているからだ

もうすぐ家の内装換えがある
なので一時的に引越しをする…
その準備として
自室を整理している
本CD衣服その他
いるものいらないものに分けて荷造り

だが

まさに無間地獄
いくらやってもいくらやっても終わらない
ダンボール30箱を消費し
まだ半分終わる気配が無い

とめどなく出てくる懐かしい本イヤなCD意味不明のメモ変なPC部品見覚えの無いノートよく分からない酒のボトル誰かの服退色した反物怪しい香辛料大量のコンタクトレンズ洗浄液邪悪な短剣神々しいクリスタル素朴なマトリョーシカどこかの地図見つめる仮面綺麗な錠剤。

ハニワが出土した。
ここまでとは。
相当ブルーな気分になった。

ラベンダーのドライフラワーを見つけた。
これを8年ほど前に俺にくれた人は
喧嘩別れのあと何か妙な宗教に入りそれ以来行方は杳として知れない
下から上に砂が落ちる(?)砂時計を見つけた。
これを6年ほど前に俺にくれた人は
平和的でない別れのあとどうやらタイに高飛びしたらしい
未開封の録音テープを見つけた。
これを4年ほど前に俺にくれた人は
今はすっかり真性のホモになり男と暮らしている

ひとつひとつの思い出の品。
とっても大事な、セピア色のあの頃・・・・・・・・・。

捨てたい
捨てるの怖い

友達の女占い師Yは言う
「…部屋の整理……それは自分との出会い。過去の自分との対面」

もう自分との遭遇には飽きた
もおやだ

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